2018年7月 手術中の撮影現場を見学

2018年7月、フランスのペサックで初めてギャンバトゥ先生にお会いしました。手術中の撮影現場を見学するという貴重な機会を頂き、これまでの「解剖学」の常識を覆すような驚きと感動に包まれました。
筋肉を貫通する繊維の動き、そのダイナミックさ、そして鮮やかな色彩で描かれた生体の内部――それはまさに「新しい解剖」の世界でした。目の前に広がる光景はあまりにも圧倒的で、従来の知識や概念は全く通用しません。ただその瞬間をありのまま受け止めることしかできませんでした。
この経験を通じて、私は先生が見ている世界観や情熱の源をもっと深く知りたい、新しい視点で解剖学を理解したいという強い思いを抱きました。それは未知の世界に飛び込むような、心躍る感覚でした。